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平屋の注文住宅の耐震性は高い?土地選びにもコツが必要ってホント?

公開日:2023/05/15  最終更新日:2023/02/21


注文住宅の購入を検討した場合、耐震性について考える方もいるのではないでしょうか。地震があると家が崩れないか心配になります。平屋は2階階建てに比べて一般的に耐震性が高い特徴をもった建物です。ここでは平屋の注文住宅の耐震性と、土地の選び方に必要なコツを解説します。

平屋住宅はなぜ耐震性が高いといわれるのか

平屋住宅は2階建てに比べると一般的に耐震性が高いといわれています。その理由はどうしてでしょうか?ここでは耐震性が高い理由について解説します。

バランスの取れた構造

建物の形状が地震への耐震性の高さを左右します。一般的に四角形に近ければ近いほど振動が分散されて倒壊の心配は低くなります。建物の形状が複雑で、2階建て、3階建てなどでは1点に力が集中するため、建物に亀裂が入り倒壊の危険も高まるでしょう。平屋は構造や形状がシンプルになりやすい場合が多く、力を分散することが可能になります。

建物の重心と総重量

2階建てやそれ以上の建物と比べて、平屋の重心は低くなります。建物が地震などで揺れる場合、地面から離れているほど強く揺れやすいものです。平屋は高さがない分、地震などによる揺れが少なくなるもの。建物の総重量も2階建て以上と比べて軽くなるため、地盤が地震で沈んだりするリスクも少なくなります。

揺れに強い

耐震性が高いという理由には地震以外の揺れにも強いということがあげられます。家はさまざまな原因で揺れることが多いのです。家が大通りに面していて大きな車が頻繁に通っているのであれば普段から揺れやすくなります。線路の近くに家がある場合も同様です。また強風で家が揺れたということもあるでしょう。揺れやすい家が地震にあった場合、大きな被害になってしまいます。しかし平屋は構造上揺れにくいため地震以外でも耐震性が高いといえます。

つぶれるリスクが少ない

平屋は支えるものが屋根しかないため、重さがかかりにくくなっています。2階建ての家であれば屋根と2階部分を支えているため、重さがかかりつぶれてしまう危険性が高いのです。平屋は2階がない分、つぶれるリスクが低くなります。

安全な平屋をたてるには土地選びも重要!

平屋は家の形状や構造で耐震性が高いことがわかりましたが、家を建てる土地はどうでしょうか。耐震性をより高いものにするには地盤の状態が関係します。注文住宅を購入する場合、土地選びも重要なポイントです。

地震に強い土地か調べる

地震に強い土地とは地盤の固さで決まります。土地を探してから家を建てる場合は、どのような土地だったのか調べることが大切です。沼や田んぼなど水地を埋め立てて更地にしていたとすれば地盤が緩い場合があります。図書館やインターネットで閲覧ができるため購入する前に調べておくようにしましょう。

地盤調査

地盤を確かめるには専門の技術が必要です。家を建てる前に専門の業者へ地盤調査を依頼して詳しい土地の状態をチェックしましょう。地盤の緩い土地に家を建てた場合、耐震性の高い平屋でも倒壊のリスクがあります。

平屋の建築実績が豊富で信頼できる住宅会社を探そう!

耐震性の高い平屋を建てるためには信頼できる住宅会社選びが重要になります。住宅会社を選ぶうえで失敗しないようにいくつかポイントをご紹介します。

平屋の施工実績

一般的な住宅は2階建てが多く、平屋の施工件数はあまり多くありません。そのため、住宅会社全般が平屋の設計に対してノウハウを持っているかわからないため、施工実績があるかどうかをチェックすることが住宅会社を選ぶポイントとなります。

実績があることは平屋のメリットやデメリットを考えた設計などを提案してくれるでしょう。また、始めから1社に絞らず施工実績のある複数の住宅会社に見積もりを依頼してから検討するのもよいでしょう。

耐震等級の標準は?

耐震等級とは「地震の耐性を示す等級」で品確法という法律で定められています。等級は1から3まであり、等級数が大きいほど耐震性が優れているのです。高い耐震性の住宅を建てるには耐震等級3を標準とする住宅会社を選ぶこともポイントでしょう。

住宅カタログの活用

住宅会社にはカタログがあります。平屋の住宅カタログで施工事例と適切な住宅会社を調べられます。気になった住宅会社があるのならば詳しい内容が記載された資料やカタログを取り寄せて活用してみるものよいでしょう。

まとめ

今回は、平屋の注文住宅を考えている方に、耐震性が高いかどうかについて解説しました。平屋はシンプルな構造で家の総重量も軽く耐震性が高い建物です。地震や地震以外の揺れにもリスクが低いといえます。しかし、耐震性の高い平屋を建てる場合、土地選びが重要なポイントとなるでしょう。専門家による地盤調査も必要です。さらに住宅会社選びは慎重に行うことをおすすめします。

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