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注文住宅に全館空調システムを導入する費用相場はどのくらい?

公開日:2024/07/15  


注文住宅において、快適な居住空間を実現するために全館空調システムを導入することが一般的となっています。しかし、その導入費用は建築する会社によって異なり、ハウスメーカーと工務店では大きな差が見られます。それでは、具体的な費用相場や選び方について詳しく見ていきましょう。

ハウスメーカーと工務店、費用比較

まずはハウスメーカーと工務店でかかる費用を比較してみましょう。

ハウスメーカーの全館空調費用

ハウスメーカーが提供する全館空調システムを導入する場合、その費用は約150~300万円に及びます。とくに大手ハウスメーカーほど高額な傾向があり、建築費用も考慮に入れると、工務店に比べて総工事費が1.5倍近くになる場合もあるのです。

工務店の全館空調費用

一方、工務店で同様の全館空調を導入する場合の費用は約100~130万円です。工務店はハウスメーカーに比べて利益率が低いため、建築費用も抑えられ、全館空調システムを手ごろな価格で導入できる魅力があります。

ハウスメーカーと工務店の費用差は、単に全館空調だけでなく、総工事費にまで影響を及ぼしており、予算内で理想の住まいを実現するためには、建築プランを立てる際に注意が必要です。

全館空調システムの種類と費用

それでは次に全館空調システムの種類と費用の大きさを比較してみましょう。

全館空調システムの種類

全館空調の種類は多岐にわたり、住まいに快適な温熱環境を提供するためには、各種の特長を理解して最適な選択をすることが重要です。

・天井吹き出し型

天井に取り付けられた吹き出し口からのダクトを通じて、全体に冷暖気を供給します。ルーバーの調整により風向や室温を簡単にコントロールでき、暑い日には冷気だけでなく心地よい風も届けます。一方でコストは4つの中で最も高額になります。

・床下冷暖房型

床下に室内機と分配ボックスを設置し、床からの輻射熱とガラリによる送風で家全体へ空気を送り届ける仕組みです。天井吹き出し型より風力は低く、ゆっくりじんわりと暖める全館空調です。価格に関しては4つの中では中程度となります。

・壁パネル輻射型

壁に設置した大型冷暖房パネルから冷暖気を家全体に届ける仕組みです。無音で運転をおこなうため稼働音が気になりません。さらに無風であるためホコリが舞うこともなく生活しやすくなります。ただし設置機器によっては天井吹き出し型と同額ほどのコストが必要となるケースも多いです。

・壁掛けエアコン型

壁に掛けたエアコン1台で各部屋へ冷暖気を届ける仕組みです。ダクトを経由して各部屋へ届けてくれます。4つの中では最もコストが安いとされています。

全館空調システムの種類を理解し、建物の特性や家族のニーズに合わせて選ぶことで、最適な温熱環境を実現できます。

全館空調システムの電気代

全館空調システムの電気代について懸念する声も多いですが、実際には効率的な運転により一般の家庭よりも電気使用量を抑えられる場合があります。夏や冬など冷暖房が必要な季節以外は、換気のみの運転に切り替えることができ、スマートな運転が可能です。自動調整や予約機能も備わっており、無駄な電力消費を防ぎます。

そのため、電気代の節約にも寄与する全館空調システムは、賢く利用することで経済的かつ快適な生活を提供します。

全館空調システムのメンテナンスとそのコスト

最後に全館空調システムのメンテナンス方法と費用について解説していきます。

メンテナンス方法

全館空調システムの長寿命化と効率的な運転維持のためには、定期的なメンテナンスが不可欠です。とくに、集中排気吸い込み口や換気システムのフィルター清掃は空調効果を保つ上で重要です。これらのフィルターはホコリや異物が詰まりやすいため、1か月に1回の頻度で清掃することが推奨されています。

また、換気のフィルターも3か月に1回の頻度で清掃することで、効果的な換気を確保できます。これらの手入れは簡単な作業ですが、こまめな実施が全館空調の快適な運転と寿命延長につながります。

メンテナンス費用

全館空調システムのメンテナンスにおいて、専門業者に依頼する場合の費用は一般的に「1~5万円」程度です。この範囲内であれば、一般的な点検やフィルターの清掃、動作確認が含まれます。ただし、部分修理や部品交換が必要な場合は、それに応じて追加の費用が発生します。

部品によっては数万円から数十万円と幅広い価格帯があります。メンテナンス費用は故障予防や効率的な運転を実現するために必要な投資であり、長期的な視点で見ればコスト効果が高いと言えます。適切なメンテナンスをおこない、全館空調の寿命を守ることが重要です。

まとめ

全館空調システムの導入費用はハウスメーカーと工務店で大きな違いがありますが、工務店を選ぶとコストを抑えつつ、快適な生活環境を実現できます。適切な種類の全館空調を選び、効率的に使用・メンテナンスすることで、電気代の節約やシステムの長寿命化が期待できます。建築プロジェクトにおいて、全館空調の導入は慎重な検討が必要であり、適切な選択とメンテナンスが快適な住環境を築く鍵となります。

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