注文住宅の契約から入居までの期間はどのくらい?流れやポイントを解説
注文住宅を選ぶ際、多くの人が費用のことが最後までネックになりがちです。しかし家づくりに対する考え方やパートナーの存在によって大きく変えることができます。まずは建物の構造や建材の種類などについての知識を学びながら、安易に妥協せず理想の家づくりについてイメージしていきましょう。
家づくりはイメージを持つことからはじめよう
注文住宅は自由な発想で理想的な家づくりができますが、他の選択肢と異なり手間と時間が余計にかかります。家づくりは条件が人それぞれに違うので、これが正解というものはありません。できるだけスムーズに家づくりを進めるためにも、入居するまでの全体的な流れを把握しておきましょう。
住宅の購入は決して安い買物ではないです。長い人生において何度もあるものではないので、入居してから後悔せぬよう時間をかけてじっくり検討することが大切です。特に注文住宅においては選択肢が多い分だけ、こちらの要望を依頼する業者へきちんと伝える必要があります。あらかじめ家づくりについての基本的な知識を学んでおきましょう。
まずは家を建てる目的を明確にしておくことが必要です。新居での生活をイメージしながら、それぞれの選択肢を見ていくことで、少しずつ理想的な家づくりへと近づけていくことができます。
そこで重要になるのが、こちらの要望を実際に具体化してくれるパートナーの存在です。注文住宅を手がけるハウスメーカーや工務店などの業者はそれぞれに家づくりに対するコンセプトを持っています。価値観を共有できる信頼のおける業者に依頼しましょう。
そして土地探しでポイントになるのが水道や電気、通信などの整備状況です。さらに地盤の状況や建築制限などについても確認しておくことが必要です。事前にこちらの希望や予算をきちんと業者へ伝えておけば、スムーズに土地探しができます。これら土地の購入と住宅ローンの事前審査が済むまでに4ヶ月程度は必要です。
その後、土地と建物の購入についての概算見積もりを提出して、建築会社などの依頼先を決定します。その際、建物のデザインや仕様の具体的な内容についてミーティングを十分に重ねることが必要です。ここまでの工程だけでも6ヶ月は見ておきます。
焦らず時間をかけてひとつずつクリアしていこう
プランの確定後に工事や土地購入の契約が済んだら、建築確認申請をして住宅ローンの正式な申込みをします。その際、手直しや変更が少なくて済むよう、プランニングには十分な時間をかけることが必要です。数多くの選択肢の中から家族のライフスタイルに合うデザインや仕様の家を選ばなくてはなりません。
中でも機能性を重視した省エネ住宅や自然素材による健康住宅が人気を集めていますが、さまざまなタイプがあります。それぞれのメリットについてしっかり学んでおきましょう。
さらにローコスト住宅に多い狭い土地や変形地での注文住宅は収納スペースの数や位置がポイントになります。空間を上手く利用した設計が得意なハウスメーカーや工務店に依頼することが必要です。
そして近所に挨拶をしたら、いよいよ工事開始です。工事中は現場へ頻繁に足を運んで状況を確認しますが、理想的な注文住宅を建ててもらうためには職人とのコミュ二ケーション忘れてはいけません。
着工から完成までには4ヶ月から5ヶ月ほどかかるので、気長に見守りましょう。これらの期間をまとめると契約から入居できるまでには少なくとも1年程度は必要になります。
業者選びはネットの評判を参考にしよう
注文住宅では入居までに多くの期間を必要とするので、少しでも疑問があればその都度業者へ問い合わせるという作業がとても大切です。どんな小さなことでも親身になって考えてくれる優良業者に依頼しましょう。
そのようなハウスメーカーや工務店を見つけるためにはインターネットを利用して探すのが便利です。口コミサイトや人気ランキングサイトでは実際に注文住宅を建てた人や建築中の人の意見や感想を知ることができます。これらのサイトで評判の良いところを中心に選べば安心して任せられます。
注文住宅は土地選びから建材の選択に至るまで、全て自分ですることができるというメリットがあります。しかしある程度の知識や経験がなければ理想の家づくりは不可能です。まずは自分の理想について整理したうえで専門家であるハウスメーカーなどの提案を参考にしながら進めていきます。
もし業者選びで迷ったら、口コミサイトなどでの評判を参考にするのが得策です。そして満足のいく家づくりを実現させるためには少なくとも1年は必要です。その間は常にインターネットを活用して建物についての知識などを学んでいきましょう。