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注文住宅のメンテナンスってどんなことをするの?コストについても知っておこう

公開日:2020/04/15  最終更新日:2020/06/04

住宅はどんなに品質の良い建材を採用していても、外装は長年風雨に晒されること、内装は毎日の生活の積み重ねの中で劣化していきます。そのため節目ごとのメンテナンスが必要なのです。本コラムでは注文住宅のメンテナンスの内容と、そのために必要なコストについてご説明したいと思います。

どこをどうメンテナンスすればいいか

注文住宅だけでなく、建売住宅においても必須なのがメンテナンス。どこをどのようにメンテナンスすれば良いのかをまずご説明していきましょう。

■屋根のメンテナンス
化粧スレート、アスファルトシングル、ガルバリウム、瓦など、種類によって異なります。瓦はコケ・藻・ズレ・割れ・漆喰の剥離など。それ以外は、たわみ・歪み・反り・浮き・素材の剥離・金属のサビなど。そして防水シートを補修・交換します。

■屋上・ベランダのメンテナンス
おもに防水機能をメンテナンスしますが、アスファルト・ウレタン・シート・FRPなど、防水の種類によってメンテナンスは異なります。ひび割れには充填剤を注入。手すりが痛んでいれば交換することになります。

■外壁メンテナンス
外壁にはサイディング・ARCパネル・モルタル・タイルなどがあり、ボード系は張り替え、それ以外はひび割れに充填剤を注入する、剥離した塗装を塗り直すなどがあります。

■床のメンテナンス
床板の浮きやくぼみ・傷を補修。床板張り替えには元のも木材を剥がしてからする方法と、上から重ね張りする方法があります。床板を支える木材も傷みがあれば補修します。

■水回りのメンテナンス
水栓金具などの部品交換、水漏れの補修、排水溝のつまりの解消などをします。水漏れで生じたことによるカビでキッチンなどの床の補修もあるかもしれません。

そのほか、住宅設備も補修・交換があります。意外に多岐に渡るものですね。

築年数ごとのメンテナンス計画

どこにどのようなメンテナンスが必要かについてご理解いただけたところで、築年数の推移によって必要なメンテナンスについてご説明します。築年数10年目までは基本的にメンテナンスはないと考えて10年目からです。

■建築後10年目~
住宅は木材・樹脂・金属などのさまざまな素材が採用されていますが、それぞれにトラブルが生じやすいのがこの10年目。ここが最初のメンテナンスのタイミングとなります。

外装は屋根の塗装、モルタル壁の塗装、サイディングの目地やサッシの周囲のシーリング、屋上やベランダの防水補修、木材・スチール部分の塗装など、すべての部分を点検する必要があります。とくに床下には注意してください。木材の腐食・シロアリ被害の有無をしっかり確認してもらいましょう。

内部はキッチンコンロ・換気扇・給湯器など住設機器の点検を行い、必要があれば交換を。バスルームのシーリングの打ち直し、窓やドアの鍵や蝶番の点検・調整を。とくに水まわりトラブルについてはすべて報告してチェックしてもらうようにします。

■建築後15年目~
10年目にした点検を再度行います。住設・空調機器の交換が必要なタイミングですが、全部を一度に交換することでコストがかかり過ぎないように適宜実施するようにしましょう。業者選びも相見積もりを取ることでかなりの節約が可能になります。

壁紙やクッションフロアなどの剥がれ、傷みにも対応が必要になるかもしれません。

■建築後20年目~
この時期までの点検補修を怠っていた場合は、100万円台~1,000万円単位のコストが必要となってしまいます。きちんと行っていた場合は大きな問題は起きないでしょう。新しく入れ替えた住設・空調機器も含め、念のためすべてを点検してもらうことが望ましいです。

また、壁紙やクッションフロアなどの張り替えも視野に入れておきましょう。

■建築後30年目
すべての点検はもちろん、とくに屋根に関してはかなりの経年劣化が心配されるので重点的に行ってもらいましょう。ふき替えなども視野に入れなければならない時期です。

メンテナンスコストはどのくらいかかるのか

注文住宅における築年数ごとのメンテナンス計画をご覧いただきました。ご理解いただけたことと思いますが、10年目からのメンテナンスをスルーすることで、後々大きなコストが必要になってしまいますので、必ず節目ごとに確実にメンテナンスをすることが大切です。

注文住宅のメンテナンスコストの相場は100万円~800万円ほどと言われています。かなり計画的に資金計画を立てなければいけない金額です。

住宅ローンにあらかじめ組み込んでおくか、もしくは分譲マンション式に修繕積立をしていくことが望ましいでしょう。住宅ローンに組み込む場合には、申し込みの際に金融機関に相談するようにします。

まとめ

注文住宅のメンテナンスの内容と、そのために必要なコストについてご説明しました。「築後10年ごとにするもの」と認識して、着実に実施したいものですね。

何か大きな不具合が生じてからでは、周辺にまで被害がおよんで余計なコストがかかってしまいがち。節目ごとの点検(修理・交換)を怠らないことが、メンテナンスコストを最小限に留める得策と言えるでしょう。

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